グローバルサプライチェーン改革

グローバルビジネス強化に向けたサプライチェーンコスト管理モデル構築

グローバルサプライチェーン改革は、グローバルSCにおける供給ネットワーク最適化(拠点配置・マテリアルフロー・キャパ設計)を戦略的に見直しながら、最適リソース配置とコスト管理スキームの再構築に取り組むコンサルティングサービスです。

地政学リスク、輸送制約、為替・関税、労働力不足など外部環境が揺れる中、グローバルSCは「安く作る」から「止めずに届ける」「変化に強く利益を守る」へと要請が変化しています。そこでロジクロスは、海外拠点・国内拠点・委託先を含めた全体を、定量根拠に基づき再設計し、短リードタイムとBCP(事業継続性)を両立する物流構造を確立します。

同時に、海外は国・拠点ごとに運営粒度や管理水準が異なり、コストが見えない/比べられない/コントロールできない状態に陥りがちです。グローバルで統一された物流管理スキーム(KPI・定義・会議体・運営ルール)を構築し、国内レベルまで管理水準を引き上げ、継続改善が回る状態を目指します。

Contents

よくある課題

1. グローバルコストが一元管理できず、利益管理の精度が粗い

  • 国・拠点別にコスト定義が異なり、物流費・在庫費・関税等の比較ができない
  • “Cost to Serve(顧客・市場別の供給コスト)”が見えず、価格・サービス・投資判断が遅れる
  • 原価上昇や輸送費の変動が、どこで吸収されているか追えない

2. 将来成長に対するキャパシティ/リソース確保ができていない

  • 需要増・市場シフトに対して、どの拠点にどれだけ能力が必要か説明できない
  • 新拠点(立地・設備・人員)の意思決定が「感覚」になり、ROIが曖昧
  • 供給が詰まった時の代替ルート・代替拠点が整備されず、BCPが弱い

3. プロセスが俗人化・拠点最適化し、標準化/DXが進まない

  • 物流管理レベルが国ごとにバラバラで、SOP・KPI・会議体が統一されない
  • システムも拠点ごとに分断し、データ連携の前提が揃っていない
  • 改革テーマが多部門(調達・生産・物流・販売・IT)に跨り、推進が止まる

得られる成果

1. グローバル戦略の確立と最適リソース配置(拠点×キャパの最適化)

  • 定量根拠に基づき、最適拠点配置・キャパ設計・運営方針を確定
  • 成長戦略に沿った投資判断(新拠点/設備/外注)を、合意形成しやすい形で提示
  • 拠点間の役割分担が明確になり、供給の詰まりが構造的に減る

2. 短リードタイムを実現する物流構造の確立(マテリアルフロー再設計)

  • 最適マテリアルフローを定義し、国内外物流リソースを再配置
  • 代替ルート・代替拠点の整備によりBCPを強化
  • リードタイム短縮と、サービスレベルの安定化を両立

3. 物流管理レベルの高度化・標準化(コスト管理モデルが“回る”)

  • グローバル標準KPIと算出ロジックで、拠点横断の比較・評価が可能に
  • コスト管理スキーム(定義・配賦・粒度・会議体)を整え、意思決定の速度と精度を引き上げ
  • “目先業務を乗り切る運営”から脱却し、データドリブンで改善が回る状態へ

アプローチ

見える

現行海外拠点の課題を“事業×商品×地域”で構造化し、数字で可視化する

狙い

どこで何が詰まり、どれだけコストとリードタイムに影響しているか説明できる状態にする。

主な内容

  • 現行海外拠点の課題整理・リプランニング(現場キャパ/在庫/機能連携/拠点役割)
  • 物流コストの棚卸しと統一(定義・粒度・配賦・通貨換算の前提)
  • マテリアルフローの可視化(物流量・頻度・制約条件・リードタイム・在庫ポイント)
  • 物流管理指標の統一とダッシュボード設計(比較・評価できる状態へ)

アウトプット例

課題構造マップ/コスト構造(現状)/フロー可視化/改善テーマ候補

決める

最適ネットワークとコスト管理モデルを“シナリオ比較”で意思決定する

狙い

拠点再編・新拠点・設備投資を、納得できる根拠で決め切る。

主な内容

  • マテリアルフロー分析&新拠点立地の検証(生産国・消費国のリードタイム、ストックポイント整理)
  • 供給ネットワーク最適化モデル設計(拠点・在庫・輸送の最適化、BCP観点の冗長性)
  • グローバルSCM中期戦略の策定(地域別成長に合わせたコスト目標・投資方針)
  • 物流管理スキーム設計(グローバル標準KPI、会議体、運営ルール、責任分界)

アウトプット例

最適拠点配置案(複数)/中期戦略・マスタースケジュール/コスト管理モデル設計

動かす

新拠点・運営・標準化を“実装”し、現場で回る状態に定着させる

狙い

設計で終わらせず、グローバル運営として機能させる。

主な内容

  • 新拠点オペレーションプロセス設計(To-Beプロセス、運用ルール、体制)
  • 新拠点マテハン導入・ROI算定(省人化・自動化の投資判断、システム要件設計)
  • 実行・業務標準化(要件定義→設計・開発/体制構築→SOP策定・稼働)
  • 物流管理スキームの標準化(KPIレビュー、改善サイクル、拠点横展開)

アウトプット例

実行計画(移行・体制・KPI)/SOP・教育計画/定着化プラン/運営会議体